通常の作動音
Model Yは驚くほど静かですが、全く音を出さないわけではありません。普段の通常作動において車両から発生する音については、心配は不要です。以下に車両から発生する可能性のある通常作動音を、発生個所ごとに示します。
パーキング中
ブレーキ パッドのカチカチ音
パーキングからシフトアウトするとき、ブレーキからカチカチという音がすることがあります。これは、ブレーキ解除時にブレーキパッドハウジングとキャリパーがわずかに接触することで発生します。
車両の床から「カチカチ」、「ドンドン」または「ドシンドシン」といった音がする
パーキングにシフトしている場合、Model YはHVバッテリーの接点を開いてエネルギーを節約します。この音は、パーキングにシフトしている車両を起動したときに発生し、高電圧接点が車両とバッテリーの間の回路を閉じていることを示すものです。
タイヤまたはブレーキからのきしみ音
長時間車両をパーキングにしてから、ドライブにシフトするとこの音が出ることがあります。これはパーキングにシフトしている間、車両がディスクブレーキを使用して車輪を保持しているためです。この音はブレーキキャリパーがローターから離れるときに発生し、寒冷気象時や大雨の後は特に大きくなる可能性があります。この音は、ハンドルを回したときにも前輪から発生することがありますが、気にする必要はありません。
認証キーを使用して運転してください
車両が有効なキーを検出しなかった場合、この音が発生します。運転を開始するには、タッチスクリーンの指示に従ってキーを認証します。詳細情報については、を参照してください。
エアコン コンプレッサーのうなり音
車外: 車両をパーキングにシフトしているとき、特に、暑い日または寒い日に屋外で停車している場合に、車両前部のフロント トランクの近くからブーンまたは微弱なカチカチという音が聞こえることがあります。これは車両が充電中ではないときでも発生することがあります。長距離走行後にModel Yをパーキングにシフトしても、この音が聞こえることがあります。この音は、バッテリーを最適な温度に維持するために、車両がバッテリーを準備している音です。これは、車両の冷房要件のすべてを満たすために必要な空調系統への追加の要求によって生じます。最適な温度に近づくにしたがって、音の発生頻度および音量は徐々に低下します。
車内Model Yのキャビンからこの音が聞こえることがありますが、これは正常で、上記と同じ理由で発生します。
車両前部からのモーターのブーンという音
クーラントポンプが作動している音が聞こえる場合がありますが、モーターのような音に聞こえるかもしれません。これは他の音よりも大きく聞こえることがありますが、正常な現象であり、心配する必要はありません。
運転中
加速中、かん高いうなり音がする
アクセル ペダルを踏み込んだ時に、キャビン内でかん高い音が聞こえることがあります。これは車両が加速する音です。電気自動車は非常に静粛なので、走行中はこの音がより目立つことがあります。
加速中のアクセル ペダルから出る単発のカチッという音または振動
この音は足をアクセル ペダルに置いているときに発生する可能性がありますが、心配する必要はありません。これはドライブ サイクルの開始時に、油圧コントロール ユニットが、システムの正常作動を確認するためにセルフテストを実施する際に発生するものです。
振動音/振動を感じる ハンドル
この場合、車両が意図せず車線を交差したことを車線逸脱警告警報が知らせるためにハンドルを振動させます。
低速走行時のブレーキからのカンカンという音
この音は、ドライブまたはリバースにシフトしているときに、一般的には低速においてブレーキ キャリパーからのものであり、ブレーキ パッドの接合部がキャリパーのボディをたたくことで発生しています。心配する必要はなく、制動性能や機能に影響はありません。
ブレーキからのキーキー音
ブレーキ ペダルを踏み込んだときにブレーキからキーキーという音がすることがあります。これは特に、雨天時、寒い時、湿度が高い時に走行している場合、またはブレーキ構成品の表面に錆がある場合に発生する可能性があります。この音は、ブレーキ パッドやブレーキ ローターを交換した場合にも発生する可能性があります。ブレーキの当たり付けを実施することでこの異音が出ないようにすることができます(『DIYガイド』の「ブレーキの当たり付け」を参照)。
低速で走行中に「ヒュー」または「ウーン」という音がする(歩行者警告システムが装備されている場合)
リバースに入れたとき:
この音は、車両をリバースに入れて低速で後進中に、近くにいる歩行者に対して車両が移動中であることを警告するために発せられます。
ドライブに入れたとき:
この音は、車両をドライブに入れて低速で前進中に、近くにいる歩行者に対して車両が移動中であることを警告するために発せられます。
ブレーキを踏んだとき運転席足元スペースからの音
スーパーチャージャーへのナビ実行中にモーターの「ブーン」または「ヒュー」という音
スーパーチャージャー(地域によってはサードパーティの急速充電器)へと移動する場合、Model Yは充電に備えてバッテリーのプレコンディショニングを実行します。これにより、最適なバッテリー温度で到着するので充電時間が短縮されます。場合によっては(寒冷時など)、バッテリーを温めるために熱を発生させているときにモーターやコンポーネントからブーンまたはヒューっというノイズが聞こえることがあります。
充電中
スーパーチャージング中の「ドンドン」、「パンパン」、または「ドシンドシン」といった音
この音は車両の床(HVバッテリーがある)からのものであり、車両のHVバッテリーの金属構成品が外気温の変化に応じて自然に膨張または収縮する際に発生します。
スーパーチャージャーによる充電中のファンの作動音
スーパーチャージャーによる充電中は、バッテリーの温度を制御するために車両のファンが作動します。この音は、車両が最適な充電温度を維持しようとするため、暑い日には大きくなることがあります。
安全機能
車両が衝突や車線逸脱などの可能性を検出すると、さまざまなチャイム音、ブザー音および警告音を鳴らして、車両と乗員の安全を保とうとします。
車線逸脱警告
車線逸脱の可能性があることを車両が検出した場合、ドライバーに警告にします。また、タッチスクリーンのオートパイロット画像で車線が強調表示されます。修正のためのハンドル操作を行なって、車線の中央を維持してください。詳細情報については、を参照してください。
オートパイロット
オートパイロット機能を有効にしているときは、さまざまなチャイム音が鳴って、ドライバーに対して車両への注意を促します。機能の詳細および制限については、を参照してください。オートパイロットが無効になった場合は、路面に注意を払い、常にハンドルに手を置いてください。
オートパイロットのアラート
この音はいくつかの理由で発生する可能性があります。詳細についてはタッチスクリーンのアラートを見てください。
ただちにハンドルに手を置いて
これはドライバーに対してハンドルの上に手を置くように警告しています。そうしなかった場合、乗員および他の車の安全のためにオートパイロットが無効になる場合があります。ハンドル上に両手を置くと、チャイム音は鳴りやみます。